食べても太らないという人がいます。
太らない人は、太らない体質が大きく影響しています。
痩せる体質になれれば、食べても太りにくい状態を作ることが可能です。
食べれば食べただけすぐに太ってしまう自分にとって、「食べても太らない」なんて嘘のような話ですが、実際にたくさん食べているのに痩せている人は自分の周りにも存在しています。
できるなら、美味しいものを食べても太らない体になりたいものですよね!
そこで、太りやすい人と太りにくい人にどんな体質の違いがあるのか、徹底的に調べてみました。
この記事の目次
なぜ食べても太らない人がいるの?
食べれば太る人と食べても太らない人、違いはどこにあるのでしょうか。
違いは「体質」です。
体質と言われるとやはり生まれつきか?と諦めてしまいがちですが、体質は生まれつきだけが影響するものではありませんので、諦めないでください!
太らない人には、脂肪細胞の中の「褐色脂肪細胞」が多いことがわかっています。
この細胞というは、体温を一定に保ちながらエネルギーを体外に排出する働きをする、肥満を予防してくれる優れた細胞です。
太らない人には、肥満予防の作用をする細胞がたくさん存在しているのです。
逆に、太りやすい人の体には「白色脂肪細胞」が多く存在していることがわかっています。
この白色脂肪細胞というは、脂質の貯蔵庫と言われるほど脂肪を溜め込んでしまう細胞で、この細胞が多くあると、肥満を生みだしやすくなってしまうのです。
白色脂肪細胞は、成長期に増加する特徴があります。
そのため、小さい頃に太っていた人には、大人になっても白色脂肪細胞が人より多く、太りい体質になってしまうのです。
ここまでの説明だけですと、やはり大人になってからじゃ太りやすい体質は治せないのでは?と思うでしょうが、生活習慣でこの体質は改善することが出来るので大丈夫です!!
褐色脂肪細胞を増やす方法は、後ほど下の「痩せる体質の作り方」で詳しく説明します。
太らない人の特徴
太る人と太らない人では、脂肪細胞が大きくかかわっているのは分かりましたが、具体的にはどう違うのでしょうか。
太らない人の主な特徴:
① 基礎代謝が高い
② 血行が良い
③ 筋肉が発達している
④ 便秘になりにくい
⑤ ストレスを受けにくい
⑥ 睡眠をしっかりとっている
すべての太らない人が同じ特徴に当てはまるわけではありませんが、太らない人にはこういた特徴が多くみられるのです。
そしてこのような特徴を持つことで、太りやすい人も痩せる体質になれるのです。
まず、筋肉の量が多いと消耗するエネルギー量も増えるので、同じものを食べても消耗率が高まり太りにくくなります。
代謝が高いと血行が促進され、こちらもエネルギー消耗が増えます。
適度が筋肉があって代謝が良いと、スムーズな排便などデトックス効果が高い体質になります。
次に、ストレスを受けにくい人がなぜ太りにくいということにつながるのでしょう?
ストレスがたまると脳が危険を感じて精神安定状態を保とうと働くため、栄養を体に溜め込むように神経伝達に通達します。
食欲が増えたり満腹感を得られなくなるといった影響が出ます。
ダイエットなどのストレスから自分ではコントロールがつかないほど食べてしまうことがあるのは、脳が危険信号を感じて指示を出すからなのです。
後ほど下で痩せる体質を作る方法は説明しますが、ストレスを溜め込まないようにすること、自分なりの発散方法を見つけることもダイエットには大切です。
ストレスを受けにくい人は、ストレスを受けていないというわけではありません。
上手にストレスを発散できているということです。
受けたストレスを溜め込まないようにすることで、脳による危険信号の通達を避けることができます。
睡眠をしっかりとることが太らない秘訣の1つに入っている理由は、睡眠はホルモンを調整する作用があるので、質の良い睡眠をとることで成長ホルモンや自律神経を安定することが出来るからです。
これらが安定すると、健康的に内臓が働いて代謝が高まります。
精神が安定することで暴飲暴食を防ぐことにもつながります。
痩せる体質は得られる!
それでは、太らない体質に改善するのに効果的な5つの方法を紹介していきます。
痩せる体質を作る5つの方法
筋肉をつけることで痩せる体質を作る
先ほども登場した痩せる細胞と呼ばれる「褐色脂肪細胞」は、誰もが持っている細胞ですが、体の中の約40グラムしかない貴重な脂肪細胞です。
褐色脂肪細胞は、肥満の原因である白色脂肪細胞を燃やすことでカロリーを消費してくれます。
しかし、脂肪燃焼が追い付かなくなるほどカロリーを摂取してしまうと、白色脂肪細胞が増えて肥満となってしまうのです。
褐色脂肪細胞は寒い状況下で活性化します。
体温が下がると褐色脂肪細胞が体温を平熱に戻そうと勝手に燃焼を始めるからです。
褐色脂肪細胞を増やすのに効果のある筋トレは「水泳」になります。
水温で体温が下がることで褐色脂肪細胞は活性化させます。
水泳という有酸素運動は、脂肪燃焼と全身の筋肉を鍛えることに効果があり、ダイエットに最適な手段といえます。
注意するのは体を冷やさなければいけないという点から、温度設定の高い温水プールでは褐色脂肪細胞の活性化に作用しないというところ。
温度の低い水のプールで水泳をする。
これが褐色脂肪細胞を蘇らせて筋肉をつけ、その後のダイエットをサポートすることにつなげる痩せる体質を作る方法です。
代謝をあげることで痩せる体質を作る
筋肉をつけることで血行を促進し、代謝を高めることが可能です。
筋肉を1kg増やすと基礎代謝が13kcal増します。
筋肉を増やすという方法は、確実にダイエットや体質改善に効果があります。
運動で筋肉をつけること以外に、もう少し簡単な方法で基礎代謝を上げる方法もあります。
体内に取り入れる栄養素で、代謝を改善して痩せる体質になるために必要な栄養素は「酵素」です。
酵素は、美容ドリンクやサプリメントなど、ダイエット目的・美容目的の栄養素として注目され続けています。
酵素にはデトックス効果がありダイエット効果が得られることは知られていますが、酵素を摂取することで体内で消化されず代謝できなかったものが代謝することが可能になると言われています。
それは有害物質の解毒やホルモンの合成・分解に酵素が作用しているからです。
しかし、体内で自然と酵素を増やすことは容易ではありません。
体内にある酵素自体、仕事が多すぎて手が足りていない状況です。
そのため食物やサプリメントで酵素を摂取する必要があるのです。
酵素は生野菜や果物に多く含まれていますが熱に弱い栄養素です。
摂取する際にはスムージーなど熱を加えずに取ることが出来る方法にしましょう。
市販の野菜ジュースの多くは加熱処理がされているので手作りが一番といえます。
発酵食品にも酵素は多く含まれています。
手作りなんて続けられない、という人は酵素ドリンクやサプリメントを選択します。
酵素を生のまま使用している、加熱処理はしていない。
この2点に注意して質のいいものを選んでください。
食事方法で痩せ体質を作る
ダイエットで食事を考慮することは大事ですが、ここを間違えるとリバウンドや暴飲暴食による体重増加を招くおそれがあります。
痩せる体質を作るための食事のポイントは「栄養素と消化吸収のバランス」です。
痩せる体質になるためには「胃が空っぽになる時間をなるべく作る」ということが大事です。
胃を休める時間を作ると、その時間に蓄積した脂肪を燃焼しながら徐々に体を痩せやすい体質に変わっていきます。
消化時間を考慮した栄養の取り方をすると、食べても太りにくい状態になります。
夜、就寝時には胃の中が空っぽに近い状態にしたいので、消化時間が長くかかる炭水化物やタンパク質を夜にたくさん食べると寝るまでに消化できない可能性があります。
炭水化物やタンパク質はエネルギーとして欠かせない栄養素ですが、夜は避けて朝昼のうちに摂取するようにしましょう。
・ 「白米やパンなどの炭水化物」→ 消化時間6−8時間
消化時間が長いので朝や昼の早い時間に食べましょう。
午前中は消費カロリーも高まる時間です。
・ 「タンパク質」→ 消化時間4時間ー12時間
タンパク質は、タンパク質が分解されるために酵素が必要になり、消化されるまでの時間が長くかかります。
腹持ちの良い栄養素ですが、お肉類の消化には12時間—24時間かかるので、消化に負担がかかり、その間の消費パフォーマンスは下がってしまいます。
・ 「野菜」→ 消化時間1−2時間
野菜には食物繊維が多く含まれますが、消化吸収はわずか2時間です。
お腹が減るのも早いのですが、夜ご飯には特に多めに取り入れましょう。
・「果物」→ 消化時間30分
酵素が豊富に含まれており、体内酵素もほとんど使われずに短時間で消化されます。
他の食材の消化時間と比べると圧倒的に早く消化されるため、ささっと栄養補給をしたい場合は果物がオススメです。
夕飯は野菜中心のメニューを心がけ、消化時間が長くかかる栄養素は少なめに摂取するようにしましょう。
痩せ体質になるストレッチ
成長ホルモンは「最強の脂肪分解ホルモン」と言われています。
その成長ホルモンが活発的に動くのは、私たちが眠っている時です。
寝る前にちょっとストレッチするだけで、寝ている間に成長ホルモンに脂肪を減らしてもらいましょう。
ストレッチは筋肉をほぐして血行をよくするため、寝ている間も快眠できます。
股関節を伸ばすストレッチは、リンパの流れを良くして血行を改善、成長ホルモンの働きをよくするストレッチです。
股関節を伸ばすストレッチ方法:
① 体を真っ直ぐに伸ばして仰向けに寝て、両膝を立てます。
② 両方の足の足裏を合わせて、膝を徐々に開いていきます。
③ 膝を開いて股関節まわりをしっかり伸ばします。
④ 膝を開いた状態で、ゆっくりお尻を浮かせます。
⑤ お尻を持ち上げていき、肩からお尻までが一直線になるところで止めます。
⑥ その状態で10秒キープします。腰を反らないよう気を付けてください。
ストレッチには、リンパ液や血液の循環を促し血行を良くして代謝を上げる効果もあります。
むくみや肩こりも解消されます。
ストレッチを行ったことで快眠が得られると、睡眠不足の時に分泌されてしまう食欲増加ホルモンのグレリンを減らすため、食べ過ぎを防止してくれるレプチンが増加します。
寝る前の簡単なストレッチでダイエット効果が高まり痩せる体質に!
痩せ体質を目指すには、寝る前ストレッチの効果を見逃さないでください。